国がホワイトハッカーの育成を推奨していますが、その理由知りたくないですか?
実は自分の未来が関係しているかも。
ホワイトハッカーになるために勉強しておくことと、国で受けられる「産業サイバーセキュリティ推進機構」を紹介します。
国がホワイトハッカーの育成に力を入れている理由
数年前から、サイバー攻撃という言葉をちらほら耳にしませんか?
サイバー攻撃とは、サーバやパソコンなどのコンピューターシステムに対し、ネットワークを通じて破壊活動やデータの窃取、改ざんなどを行うこと
銀行では毎日のようにサイバー攻撃をされているそうで、常にその対策に追われているのだとか。
少し前では、個人のパソコンがロックされてしまい
身代金を払わないとロックを解除しないぞっ!
という事件がありました。
すぐにでもパソコンを使いたい人が、見事に身代金を払ってロックは解除されたものの
これはハッカーの仕業だとニュースにもなり、多くの犠牲者が身代金を払ってしまったと話題になりました。
また近年ではコインチェックの仮想通貨【XEM】流出事件。
日本円で約580億円ものお金が盗まれたのは有名な話。
セキュリティーの甘さを見抜かれたコインチェックの隙をついて、見事に仮想通貨が送金されてしまいました。
これが近年最大のサイバー攻撃とも言えます。
サイバー攻撃では、金銭目的で行われることが多いのですが、実は優秀なプログラマーが自分の腕を試す為にサイバー攻撃している人もいます。
これを愉快犯と言います。
愉快犯は自分の腕試しに行うのでまだいいのですが、更にその上をいくのがサイバーテロ。
国や大企業を標的に挑んできて、金銭を流したり、機密情報を盗んだりします。
昔でいうスパイと同じですね。
歩かないスパイ
映画に出てくるスパイは他国に情報員として潜り込み、国家機密を足を使って盗んでいましたが、今の時代はネットワーク上で様々な情報を盗めてしまいます。
その為、自衛隊ではサイバー防衛隊という部隊を2015年に設立し、24時間体制で管理しています。
しかしながら、まだまだ人員不足で足りていない現状もあると言います。
自衛隊にいる知人から聞いた話によると
未来は僕たち人間が戦うのではなく、いずれロボット同士で戦うようになるでしょう
と。
しかし、現状ではそのロボットを操る人間やサイバー攻撃に対応できる人材が不足している為、自衛隊の中でもサイバー防衛隊が募集されているのだそうです。
サイバー攻撃はもはや無視できない状態になっています。
国と国との戦争にもなりかねません。
そのサイバー攻撃に対抗できるのが唯一、ハッカーなんです。
え? ハッカー? あの悪者の?
と思いますよね。
悪者ではないんです。
実はハッカーと呼ばれる人たちは、プログラマーの中でも飛びぬけて優秀な人達なんです。
その超優秀なプログラマーが悪の道に進んでしまうのが、サイバーテロ。
その悪の道に進んでしまったハッカーを
- ブラックハッカー(クラッカー)
正義の道で頑張っているハッカーを
- ホワイトハッカー
と呼びます。
このホワイトハッカーこそが、今現在も国や銀行などのセキュリティーを守ってくれている正義の味方なんです。
このホワイトハッカーを国としては、大量に集めたいはず。
私達の未来、本当にサイバー戦争が起こる前に、日本としては大量のホワイトハッカーが必要不可欠。
ホワイトハッカーがいなければ、あっという間に日本は支配されてしまうかもしれません。
戦争をする為にホワイトハッカーを育てるのでなく、
様々な悪を企むテロや裏組織、はたまた敵対する国からのサイバー攻撃から日本を守るためには
ホワイトハッカーの存在はもはや絶対不可欠。
なのに、日本はプログラミング技術が海外に比べて圧倒的に未熟。
世界に対抗できるほどのプログラマーも極わずか。
日本は世界を見渡すと、情報が遅れているんです。
なので、国としてホワイトハッカーの育成は重要かつ緊急を要するのです。
そこで国が立ち上げたのが「産業サイバーセキュリティ推進機構」(IPA)
セキュリティに強くなる資格を、無料で取得できる制度を設けました。
「産業サイバーセキュリティ推進機構」(IPA)とは?
「産業サイバーセキュリティ推進機構」(IPA)とは、国が2015年に立ち上げた情報処理技術者を育てる機関。
人材育成に力を入れるだけでなく
- セキュリティーキャンプ
- 未踏IT人材発掘
という25歳以下までの社会人や学生が無料で受けられるプロジェクトもあります。
※募集は随時行われていません。1年に1回~3回程なので確認して下さい。
また国家資格として誕生した
- 情報処理安全確保支援士
の資格もIPAで取得できます。
この資格を所要する事で得られるメリットは
情報セキュリティに関する高度な知識や技術を身に着け、企業から必要とされる人材になる
という事が考えられます。
宮内庁や銀行など、システム案件を多く抱える企業では必要不可欠な存在となり
もしかすると、情報処理安全確保支援士の資格を持っているだけで、企業によっては
- 資格手当
- 合格祝い金
などの支給も出てくる可能性もあります。
セキュリティは、この先の「ネットで埋め尽くされる未来」には必要不可欠。
今よりも、もっともっとセキュリティーの需要が高まる事は必須。
情報処理安全確保支援士の資格を持った人は、優先的に採用されるでしょう。
そして現場で経験を積んだ後は、フリーランスで働くことも、もちろん可能。
情報処理安全確保支援士は、常時講習を受けることも義務付けられているので
- 情報セキュリティに関する最新知識
- 実践的技術が維持される
というメリットもある為、情報が古くなることもありません。
ホワイトハッカーとしての実力を身に着けておくと、将来的には有利です。
仕事がなくなる事もなく、需要が見込める業界なので、まずはプログラミングをマスターして、IPAに参加するのもいいですね。
ホワイトハッカー育成推進企業
SecHack365ではホワイトハッカー育成プログラムの試験に
- 小学生1人
- 中学生1人
が見事合格し、ハッカー育成プログラムに1年間参加しました。
SecHack365とは、総務省所管の国立研究開発法人NICTが設置したナショナルサイバートレーニングセンターが実施する最初のプログラム。
高等専門学校、大学等と連携しつつ、25歳以下の学生や若手社会人を1年をかけてセキュリティ技術の研究開発を指導することで、ハイレベルな人材を養成する事を目的としている
また、セキュリティー専門スクール「セキュ塾」を運営しているヒートウェーブ株式会社が
ホワイトハッカー向け就転職合同企業説明会
を開催。
※既に募集は終了していますが、随時情報が得られる会員登録はこちら
ホワイトハッカーの教育、育成から就転・職支援までを支援。
何と下は小学生から学ぶ事ができます。
未経験から参加できるので、誰でもチャンスあり。
ホワイトハッカーとは?からなるための方法や年収・需要・学校など総まとめした記事はこちら!
まとめ
ハッカーと聞くと何故かイメージが悪いですが、IT業界ではホワイトハッカーは憧れの存在でもあります。
プログラミングスクールの先生も「ハッカーとかなれたら凄いですよね!」と言っていました。
国家資格も誕生したという事で、ますますホワイトハッカーの需要は高まります。
但し、国が教育してくれる年齢には制限があるので、迷っている時間があったらすぐにでもチャレンジしてみよう!
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