近年大人気のプログラミング言語【Python】ですが、なぜそんなに人気なのでしょうか。
Pythonの意味や特徴、何ができるかを解説しつつ、メリットデメリットも踏まえながら、噛み砕いて、初心者の人に分かりやすくお伝えします。
プログラミング言語の中でも、今最も年収の高い人気の言語なので、基礎知識だけでも頭に入れておこう!
Pythonとは?
Pythonは、
- コードがシンプル
- 少ないコード行数
で書ける、初心者が最も取り組みやすい令和2年で最も需要のあるプログラミング言語です。
ちなみにプログラミング言語とは、コンピューターに指示する各分野での専門の言葉。
例えば英語、日本語といった各国での言葉は、その国で様々なことを行うためのコミュニケーションツール。
それと同じく、プログラミングの世界では、
- ゲームならゲーム用語
- アプリならアプリ用語
- webならweb用語
の文字でコンピューターに指示をしないと、コンピューターは動かない仕組みになっています。
各プログラミング言語は、基礎は同じであるものの、それぞれで少し違っており、難易度の高いものから簡単なものまで多種多様。
その中で最も簡単に使えるのがPython、という訳です。
ではPythonとは、一体何の業界で使われる用語なのかと言いますと
- 人工知能・AI
- YouTube
- インスタグラム
- DropBox
- Evernote
などなど、私達一般人が日常で趣味にも使うアプリサービスにも使われています。
この中で、Pythonが主要として使われているのがAI。
Pythonでは、AIに関する外部ライブラリが充実しています。
その為、AI開発に伴う難易度の高い技術も共有されているため、AIに強い言語です。
Pythonは、コードの書き方がいくつもあるのではなく、これにはこれ、といった一通りの方法でのみ作動するように設計されています。
要はマニュアル重視という訳なので、それさえ覚えてしまえば誰でも実行可能。
ということは
- ミスを見つけやすい
- 改善しやすい
- 早く業務が終わる→時間短縮
- 開発が多くできる
ということにもつながり、作業している側も早々に訂正しやすく効率的、となります。
実はこれ、プログラマーだけでなく会社側も利益は大きく、Pythonを扱うことで
- 教育時間の削減
- 人員削減
にも繋がりコストが削減できることから、今では産業分野で使われていることが多いのが現状。
かの大手企業グーグルも、Pythonを主要言語にしているほど。
- Yahoo!
- マイクロソフト
- アップル
- YouTube
- ノキア
- NASA
もPythonを使っています。
Pythonの意味
イギリスのテレビ局 BBC が製作した、コメディ番組「空飛ぶモンティ・パイソン」が由来となっています。
6人組のコメディアン達で面白番組を放送していたそうです。
昔で例えると「8時だよ!全員集合」みたいなものでしょうか。
そこからPythonという呼び名で、今の言語を命名したとのこと。
ちなみにPythonを翻訳すると、爬虫類のニシキヘビという意味。
その為、Pythonの言語のキャラクターとしてニシキヘビが活用されています。
Pythonの特徴6選
- プログラミングがシンプルなので取り組みやすく挫折しにくい
- 初心者・子供でもプログラミングの楽しさが分かる
- 教育用に使われている
- 就職に有利
- ライブラリの活用で多くの開発が可能になる
- 国家資格である基本情報技術者試験で出題
プログラミングが簡単なので取り組みやすく挫折しにくい
Pythonの最大の特徴が
- 読みやすい
- 分かりやすい
- 簡単
です。
逆を言うと、プログラミングの一番のネックが、難しすぎて覚えられない、です。
それを覆すPythonは、近年の若者の間でも大人気となりました。
多くの挫折者を生み出してきたプログラミング業界そのものが、最低限のプログラミング技術と知識で誰でも参入できる時代がやってきた、そう言っても過言ではない時代が来たのです。
Pythonは
- 習得しやすく
- かつ実用性がある
という特徴を生かし、上記の大手企業からの採用が多数。
この先もプログラミングコードは、もっとシンプル化していくと思います。
もっと効率よく短縮で、と企業は求めてくるでしょうし、エンジニア達もいかに楽にできるか、を見つけていくはずです。
初心者・子供でもプログラミングの楽しさが分かる
Pythonのコードが簡単なことから、初心者向けだと言われていますが、子供にもおすすめとなっています。
最近、子供向けプログラミングスクールの中で、Pythonを使用したスクールが増えてきました。
子供には楽しく覚えてもらうために、マインクラフトでPython学習をしていたりします。
ゲームを作りながら、Pythonが勉強できるとなると、そりゃ誰でも参加したくなります(笑)
教育用に使われている
先ほどの子供向けにも使われている、ということから、教育用にも積極的に使われているPython。
Pythonを開発した開発者は、教育プログラミング言語に関わったことがある経験から、
- より分かりやすく
- 簡単に
をテーマに作り上げたのがPythonです。
そこに目をつけた教育者たちがPythonでゲームを作り始め、難易度を上げてAI開発コースで学習できるようになりました。
子供はマイクラでPythonを学ぶため、遊び感覚でしかもはやないと思います(笑)
が、中々大人のプログラミングスクールでマイクラでPythonを学習しましょう!
という教室は見たことがないです(笑)
大人だったら、就職を視野に入れている人も多いからでしょう。
就職に有利
Python習得者の募集がかなりあります。
※求人ボックスより引用
Python 求人で検索すると1,000件以上出てきました。
後で紹介しますが、国家試験の問題にもPythonが出題されることになりました。
この先もPythonは需要が伸びるでしょう。
ライブラリの活用で多くの開発が可能になる
Pythonは、ソースコードが無償で、ライブラリというプログラムをまとめた場所に保管されています。
それを無料で使えるので、一から頭を抱えて開発をしなくても、最初は既存のコードでどんどん練習ができます。
練習・経験はプログラミング技術を上げるには、とても大切。
無駄な時間を使わず、最短で開発までたどり着けることができます。
国家資格である基本情報技術者試験で出題
基本情報技術者試験という、国が定めた高度なテクニックを持った技術者の国家試験があります。
この試験は非常に難易度が高く、この資格を持っているだけで就職にもかなり有利。
実際に大手企業では、この資格を持っていないと採用されないなど、人生を左右するまでの資格。
この試験で2020年からPythonに関する問題が出題されることになりました。
他に出題される言語は
- C
- Java
など。
Pythonは基礎技術として認められているということにもなるので、習得しておいたほうが良い分野、ということがわかります。
Pythonで何ができる?
Pythonは
- Linux
- Windows
- Mac OS
- iOS
- Android
の環境で動作が可能です。
その中でできることは
- AI・人工知能開発
- webサービス
- デスクトップアプリケーション
- ゲーム、スマホアプリの開発
- Webアプリ開発
- 科学技術計算
- 数値解析
など、ほとんどのことをPythonでできます。
その中でも、AIに関わる最も適した言語として、Pythonが使用されています。
今後のAI業界を支える言語と言っても過言ではありません。
Python習得者の年収
※ビズリーチ公式サイトより
Pythonが第一位で平均年収高い。
今一番最初に学ぶべき言語は「Python」以外に何がある?というぐらいに、人気を高めています。
それだけ、Python技術者の需要があるということです。
Pythonのデメリット
Pythonが世界中のビジネス・生活あらゆるところで活躍していることは分かりました。
開発もできるので、もはや他のプログラミング言語などいらないのでは?
なんて思いますが、実は各サービスでそれに特化した言語が用意されています。
例えばアプリ開発だと
- iPhone:swift
- android:Kotlin
web系だと
- webアプリ:Ruby
- webサイト:PHP
- ゲーム:unity
- ハードウエアプログラム作成:C言語
などなど、各分野に特化した言語があります。
Pythonはそれらに付随して使う形です。
Pythonを主要にしている分野は「人工知能開発」です。
人工知能
Pythonを学ぶメリット
- 人工知能での主要言語の為、今後のAI業界に深く関われる
- Python以外の言語も習得しやすい
人工知能はこの先もどんどん進化していきます。
Pythonを学習しておくと、AI業界と関われるチャンスも増えて求人にも困らないでしょう。
Pythonに限らずプログラミングの基礎は、どの言語も共通して「コンピューターに指示を出す」という面では同じです。
その為、先にPythonを学習しておいて、やっぱりweb系にいきたいなというときでも、基礎は身についていますので、転換しやすいところもあります。
ちなみに子供向けスクールでも、中学生・高校生ぐらいになると人工知能開発について学べるスクールもあります。
早いうちからPythonでプログラミング学習しておくと、将来人工知能について右に出るものはいなくなるかもしれません。
まとめ
Pythonを扱ったスクールは、今増えています。
月謝料金はまだまだ高額な所も多いですが、就職とつながるスクールも多々あったり、講師や仲間と繋がれるコミュニケーションツールもあったり、一人では不安だなという人のためのサポートも充実している教室も多いです。
また、Pythonは他のプログラミング言語よりも習得しやすいということから、プログラミングの世界への第一歩としておすすめの言語。
独学で始めてみるのもいいかもしれません。
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