ホワイトハッカーを目指す為には様々な方法があります。
ホワイトハッカーはセキュリティに強いエンジニア。
プログラマーの中でもトップレベルの人たちです。
通常のプログラミングスクールでは、セキュリティまで学ぶことはないので難しい。
そうなると、大学、専門学校やオンラインレッスン、セキュリティエンジニアを育て上げる国が開催している組織で学ぶ、の方法をとるしかありません。
また、独学でもホワイトハッカーになる人も稀にいますが、通常ではかなり厳しい道のりでもあると言えるのでおすすめはしません。
今回は、ホワイトハッカーを目指せる学校8選について紹介します。
ホワイトハッカーになるための学校8選
ハッカーになる為には、独学でも行ける人はいけます。
幼少期からコンピュータと触れ合い、かつ一つの事に徹底的に取り組み、問題解決能力が高い人であれば独学でもいけるかもしれません。
しかし、その方法はある意味天才でしかたどり着けない方法でもあり、通常のプログラマーが目指すには莫大な時間を要します。
独学で天才ハッカーとなった有名人たち↓
それよりは、ハッカーのプロである現役エンジニアから直接教えてもらったり、セキュリティに関する組織で学んだ方が確実、かつ時間を有効に使えるので、効率的。
ホワイトハッカーを目指せる大学もあります。
但し、大学はITに関する事だけを学べません。
その他のことも学びつつ、並行していかなければならないので、時間短縮でホワイトハッカーになりたいのであれば、専門で教えている所で学ぶのが一番ベスト。
今回は、セキュリティについて徹底的に学べるホワイトハッカーを目指す人におすすめの塾や学校、団体組織
- セキュ塾
- 東京デザインテクノロジーセンター専門学校
- OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校
- 福岡デザイン&テクノロジー専門学校
- 日本工学院
- オンライン・Udemy
- ナショナルサイバートレーニングセンター
- 無料
8ヵ所を紹介します。
ホワイトハッカー専門学校5選
セキュ塾
セキュリティに関しての専門学校【セキュ塾】
特徴は
- サイバー攻撃の手法
- 防御テクニックの学習
- を学び、ホワイトハッカー
の育成に特化している事。
コースはいくつか用意されており、講師たちはセキュリティに関するつわものばかり。
ネットワーク、web/SQL、バイナリ、暗号、フォレンジックの基礎・実践技術を身につけ、
- 最新のセキュリティ脅威
- 高度な攻撃手法
- 最新のハッキングの技術
- ツール
- 手口
を学ぶことができます。
その他、
- ネットワークセキュリティ
- クラッキング手法
- サイバー攻撃対策を行う上で必要となる情報通信技術
- ログ解析やディスク解析、マルウェア解析
も習得し、企業等のシステム管理者に対して助言・指導ができるようになります。
オンラインが開校したので、全国どこからでも授業に参加可能。
セキュ塾の料金のホワイトハッカー育成コースは、税別61万円。
ただし、給付金利用可能で最大70%・469,700円のキャッシュバック。
他にもこれだけコースがあります。
セキュ塾で講師を務める先生の本も出ています。
東京デザインテクノロジーセンター専門学校
東京デザインテクノロジーセンター専門学校は、滋慶学園グループの一つで
- ゲーム
- e-Sports
- AI・ロボット
- web・IT
- アニメ・イラスト
- CG・映像
が学べる専門学校です。
その中で「ホワイトハッカー専門コース」があります。
専門学校と言えども、大学と変わらない4年間という長期間の専門学校です。
4年間、ネットワークセキュリティだけでなく、AIプログラミングについても学習し、高度専門士という資格も習得。
情報セキュリティエンジニア試験などの資格取得も強く、実践教育や海外研修を経て、率先力となる実力を身につけます。
施設はハイスペックPCを完備。
また、4年を経てそのまま就職する人の初任給が、大卒者と同格。
卒業後に各業界で活躍する卒業生も多く、直接プロから指導してもらえるのも大きな特徴です。
就職先は、サイバーセキュリティ担当の国家公務員だったり、セキュリティ会社でセキュリティエンジニアが多い。
学校の場所は、東京の高田馬場。
OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校
OCA大阪デザイン&ITテクノロジー専門学校は、滋慶学園グループの一つで1988年に開校した
- 最先端テクノロジーワールド
- ゲームCGワールド
- e-sportsプロフェッショナルゲーマーワールド
- デジタルデザインワールド
- マンガ・アニメワールド
の専門学校。
その中の最先端テクノロジーワールドの中に
スーパーゲームIT科:ホワイトハッカー専攻
というコースがあります。
プログラムの基礎から、高度な技術・知識を高めるセキュリティ技術までを、4年かけて学習。
1年目でアメリカへ10日間の海外研修を始め、海外との連携も強く、世界の視野で学ぶことができます。
場所は大阪。
福岡デザイン&テクノロジー専門学校
福岡デザイン&テクノロジー専門学校も、滋慶学園グループの一つ。
こちらも4年間のカリキュラムで、高度な技術・知識を習得し、ホワイトハッカーを目指します。
場所は福岡県博多区。
九州で直接セキュリティが学べるスクールはここだけになります。
日本工学院
日本工学院は、2年間のセキュリティ学習カリキュラム。
セキュリティエンジニアに特化した教育を行い、1年目に
- アルゴリズムとデータ構造
- IoTもの作り実習
- コンピュータ・テクノロジー
- データベース基礎
- ネットワーク
- ルータ実習
を学習し、2年目で
- Linux実習
- ルータ実習
- セキュリティ応用
- Webセキュリティ
を学びます。
日本工学院は専門学校ですが、他の専門学校と違う点として
- 若きつくりびと奨学金
- 修学支援新制度
という返済不要の学費免除制度があること。
どんな人でも、どんな家庭環境でも、学ぶ意志があるのであれば支援しますよという制度です。
高度な技術や知識を学ぶには、どうしてもお金が必要です。
その金額は高額なものが多く、家庭事情によっては通えないことも。
また、奨学金を使ったとしても、しょせん借金です。
いずれ返さなくてはいけないお金に、困窮している学生も多いのだとか。
日本工学院の場所は
- 蒲田キャンパス(日本工学院専門学校)
- 八王子キャンパス(日本工学院八王子専門学校)
の2ヵ所。
セキュリティ講座【オンライン】
Udmey
Udmeyというオンラインで、セキュリティのレッスンが受けられるサイトがあります。
初心者から評価が高いコースはこちら。
ポイントは、
- 格安でセキュリティについての学習ができる
- 30日間返金保証がついている
デメリットは、短期間でのレッスンが多いので、その後どうしていくか。
教えてもらったことを独学で進めるのか。
という所になります。
- セキュリティの学校に入るのにはまだ不安がある
- 格安料金で学習したい
- 独学で頑張ってみたい
という人向け。
オンラインなので、全国どこでも学習できるのはメリットの一つです。
国が主催のセキュリティ育成講座
ナショナルサイバートレーニングセンター
- 既にプログラミング経験も豊富にある
- ハッカー並みの腕を持っている
- 意地でもハッカーを目指す
というのであれば【ナショナルサイバートレーニングセンター】のプログラムに参加してみましょう。
ナショナルサイバートレーニングセンターとは
- CYDER(実践的サイバー防御演習)
- サイバーコロッセオ(東京2020大会に向けた人材育成)
- SecHack365(セックハック 365: 若手セキュリティイノベーター育成)
を運営する組織。
サイバー攻撃に対して対応できる人材を育成する、国が関わっている機関です。
サイバーコロッセオの募集は、2020年のオリンピックに向けての開催だった為、既に終了していますが、
- CYDER
- SecHack365
は毎年募集があり、条件を満たせば参加可能。
但し、CYDERは学生は参加できません。
組織でサイバーセキュリティに係る業務を担当している人のみ。
となると、学生はSecHack365で修行を積むのがベスト。
SecHack365とは
- SECURITY
- HACKATHON
- 365DAYS
の略
SecHack365では、1年間のカリキュラムでサイバー防御のための仕組みを開発する未来のホワイトハッカーを育成。
高度な技術力を持つセキュリティ研究者や開発者を育成することで
- 国のセキュリティ技術力
- 産業競争力を高める
ことを目的としています。
ここから起業家の輩出も願いつつ、一年を通してセキュリティ技術の研究開発を指導し、セキュリティイノベーターとなる人材を育成するのが目的。
対象年齢は
- 25歳以下の学生
- 若手社会人(25歳以下)
参加人数
- 40名程
注意したいのは、誰でもが参加できるわけではないという事。
試験があり、合格しないと受講できません。
その為、プログラミング初心者や知識がない場合は厳しいプログラムです。
その代わり、小学生でも合格すれば参加できますし、学生は合宿の旅費交通費が無料となります。
受講費用も高校生までは無料。
成績優秀者は
- 海外のハッカソンイベント・大学短期講座への国費派遣
- 国内研究会等における研究発表支援
- NICTインターンとしての受け入れと研究開発指導
- 起業支援ないし企業関係者との交流支援
など、継続的なサポートの受けられます。
年に一回春に試験が受けられます。
ナショナルサイバートレーニングセンターについてはこちら
ホワイトハッカーとは?からなるための方法や年収・需要・学校など総まとめした記事はこちら!
セキュリティが無料で学べる学校
ヒートウエブ
こちらはホワイトハッカーになれる訳ではありませんが、スタート地点に立てるともいえる学校。
開催しているのはセキュ塾を運営しているヒートウエブという会社で、受講料が完全無料です。
3ヶ月かけて300時間Javaプログラミングを習得し、就職までをお世話してくれます。
いわば派遣会社のような感じです。
初心者でも学歴がなくても、意欲さえあれば受講できる無料の学校。
無料だから基礎だけ?と思いがちですが、これだけの事が学べます。
- コンピュータ・ネットワーク概論
- アルゴリズム
- Java言語
- DB基礎
- Web基礎
- セキュリティ基礎
- システム開発
- 総合演習
- 就職支援、ビジネスマナー等
これを3ヶ月ほぼ毎日みっちり仕込み、就職へとつなげます。
ちなみに、この「3ヶ月」という期間ですが、六本木にあるハッカーズバーというエンジニアの為のバーのオーナー曰く
「3ヶ月でどこまで習得できるかで、ホワイトハッカーになれるかどうか決まる」
というぐらい【3ヶ月】という期間は大切。
就職に関しては、ヒートウエブそのものに信頼感があり、就職は引手あまた。
ここでの卒業生に期待してる企業も多く、大学に行って自分で就職活動するよりもはるかに就職率が高いことが予想されます。
但し、対象年齢は18~38歳まで。
学習できる場所が、東京新宿のみ。
関東在住の人は通えますが、離れていると難しいかなという印象。
でも、就職活動だと思えば、3ヶ月泊まり込みで必死に勉強すれば、そのまま東京に就職できる可能性はかなり高いです。
個人的には、よほど行きたい大学がないのであれば、高校卒業したらここに通い、さっさとIT企業に就職して実力をどんどん上げた方が、実力も早くついて、ホワイトハッカーを目指せる確率が高くなるのではないかと思います。
ちなみに有名なIT起業家やエンジニアは、大学中退している人が多いです。
現場で腕を磨くか、研究室で学ぶか。
資料請求も出来るので、まずは確認!
まとめ
防衛相が募集しているホワイトハッカーは、民間人もOK。
自衛隊の中ではハッカーほどの実力あるエンジニアは中々いないようで、ハッカー集めに必死なのだとか。
知り合いの優秀なエンジニアが、国から呼ばれて仕事をしていると聞き、年収を聞くと相当高い。
その優秀なエンジニアは、専門学校の仲間内の間でもかなり優秀な方だそうです。
学校で身につけたことを、いかに発揮するか。
その辺も、優秀な指導者に出会えると自分の本当の実力を見出してくれるかも。
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