子供の教育授業の一環に
「DIYを取り入れてほしい」
という記事を読んだ。
個人的にかなり共感したので、DIYが子供の成長にどう繋がるのかを個人的見解で書いてみました。
また、プログラミングともかなり共通する部分があったので、比較しながら記事にしています。
ヒロミのYouTubeも紹介しています(笑)
子供の教育に今一番必要なのは暗記ではなくモノづくり。その理由とは?
テレビで人気のヒロミのDIY。
有吉ゼミでのヒロミのリフォームを見ている人は、かなり多いはず。
DIYの枠を既に超えていて、レベルの高さが天下一品のヒロミ。
子供達の将来の夢が「ヒロミみたいな大工さん」という子が増えたことを、ヒロミは知っているでしょうか。
最近こんな記事を見つけました。
日本中の小学校で「DIY」を必須科目にしたい
DIYを学ぶことで、生きる力をつけてほしいという。
これにはかなり共感した。
大賛成。
DIYを学ぶということは、自分の住まいを自分で設計し、作るということ。
デンマークでは、学校の授業でDIYがあるのだそう。
それだけでなく、木工など手を使う授業が多いとのこと。
だからからか、デンマークの人たちは一度購入した家は自分で修理し、長い年月をかけて住み続けることが可能なのだという。
日本では、壁を傷つけることに極端な恐れがある、ということ。特に賃貸はそうです。欧米は壁のDIYが身近にあります。デンマークではコンビニよりも、花屋、自転車屋、そしてDIYの店が多い。花も安い。アートと花があるだけで室内が素敵に見えます。
— pieni onni(ピエニオンニ)/タテ写!4/7-25 (@_pieni_onni) January 10, 2021
元来、働き者でまめなデンマーク人にとっては、DIYは朝飯前。男性も女性も、簡単な修繕や塗装くらいは楽にこなします。そんなふうにして手をかければかけるほど、「わが家」に対するこだわりや愛情も深まっていくのだと思います。
ビューエル(2017) pic.twitter.com/8NubvElfEl
— ヒュッゲな暮らし (@hyggebot) January 16, 2018
デンマークはIT先進国である北欧にある国で、幸福度の高い国としても知られています。
その理由の一つとして
- 自分で生き抜く力を持っている
- 好きな事を仕事にしている
子供の頃から学んできたDIYで、自分で家を建てる人が多いだけでなく、一度購入した家を何度も自分でリフォームして愛用していくのだそう。
稼ぐために働くのではなく、好きなことを仕事にする。
これがデンマーク人の生き方。
働く時間も自分で決めることができる。
もちろん、その分収入は減るが、家族との時間をとにかく大切にするデンマークは、社会保障も整っているので、納める税金が25%という日本では考えられないぐらいの金額の高さでも老後が充実している。
また納める税金が高いと言っても、そもそもの平均収入も高い。
🇩🇰デンマークの #ワークライフバランス が欧州で第1位に!
デンマーク人は、毎日平均して6.6時間働き、8.8時間自分の好きなことをして過ごし、7.1時間寝ています。平均給与は月額3,270€(約42万円)です。https://t.co/fyGDQTZC3J pic.twitter.com/OsUVv4THJ5— 駐日デンマーク大使館🇩🇰 (@DanishEmbTokyo) November 26, 2018
国に半分ほど納めたとしても、残り半分で充分生活していける。
そもそもデンマークは、豊かな国であるものの、贅沢はせずに質素に暮らす人が多い。
また、社会保障は整っているために、施設が無料もしくは格安で使用できるところも多くあり、市民には暮らしやすい。
モノづくり文化としては、代々受け継ぐ伝統方式でアンティークな家具や食器も多い。
デンマークにあるフォルケホイスコーレという学校では、なんと
- 入学試験
- 卒業試験
はなく、成績もつけないのだとか!
では全く勉強をしないのか?というとそうではなく、文学を始め
- 心理学
- IT
- 教育
- 音楽
- スポーツ
- 芸術
- アート
などなど多種多様を学ぶことができます。
いわゆる全ての知識を得ることのできる学校。
自分に本当に合っていることは何なのか、自分探しをできる学校。
人としての点数を一切つけずに、本当にやりたいことは何なのかを探し出せる学校です。
そのため、モノづくりへの原動力も大きく、楽しんで取り組んでいる。
日本はどうだろう。
学校の授業では詰め込み式が相変わらずなのだろうか。
モノづくりの観点から見ても、世界からの評価も低い。
これからの時代に一番必要なIT技術も、世界の中では15位。
それだけではない。
そもそも、日本人の気質にも問題があるように思う。
日本人は、
- 一人だけ違う行動ができない
- 人の輪にいると安心
- イエスマン
という特徴がある。
コミュニケーション能力に長けていて、自分の意見を堂々と言える日本人もいます。
しかし、日本人は自分の意見をちゃんと述べない人種だ、と海外の人から見られているのが現実。
もっと基本的な所から学んだ方がいいのではないか。
- 勉強を頑張って
- いい点数とって
- いい学校入って
- 大手企業に就職して
それよりもっと大切な事がある。
充実した人生を送ること。
そして、生き抜くこと。
自分の好きな事・得意な事を見つけ、そこだけに集中して伸ばしていけばいい。
そんな自由な教育だったら、もっと自由な発想で心豊かな子供が増えるのかも。
その教育の一環として、モノづくりの原点であるDIYは強力な学習ツールでもあると私は思う。
「日本中の小学校で「DIY」を必須科目にしたい」の記事はこちら
プログラミングとDIYを比較してみると…
DIYは、プログラミングにとてもよく似ていると思います。
うちの息子はプログラミングの入り口がレゴプログラミングだったので、レゴと比較してみますと
レゴはたくさんのパーツを組み合わせて、ロボットを作ります。
ロボットと言っても、人間の形をしている訳ではありません。
- 物を吊り上げるクレーン車みたいなものだったり
- 大きな車みたいな形をしていたり
形は何でもいい、その代わり目的を果たすために動けばいい
そんな方法でまずは作り上げます。
とは言え、適当はダメ。
適当に組み立てては、いざレゴロボットを動かそうと思っても動きません。
歯車や組み合わせは重要。
ここさえクリアすれば、どんな形にしてもいい。
使うパーツは何でもあり。
息子が通っていたスクールは、レゴを使ってのプログラミングだったので、主要ツールはレゴだったけれど
他のプログラミングスクールだと、自社のパーツを開発したりしてそれを使っているスクールもたくさんある。
組み立て方には、一応マニュアルがある。
それを元に組み立てて、慣れてきたらアレンジする、という感じ。
これってDIYに似てない?
DIYの場合は、家に関わる部品を作るわけだから、寸法を間違えたら終わり。
合わせる寸法は確実に合わせて、そのあと好きなデザインにアレンジ。
でもこれって、ロボット製作でも同じ事。
動かす部分は、必ず決められたパーツを使わないと動かない。
組み合わせが悪いのも、動かない原因になる。
好きな形にアレンジするのは、慣れてきてから。
最初はマニュアル通りにしないと、ずれてきちゃうからね
使うパーツも
- 手の平に収まるレゴなのか
- 両手で持ちきれない大きな木なのか
この違い。
- 小さなパーツでモノ作りするのか
- 大きなパーツでモノ作りするのか
ただこれの違い。
DIYとプログラミング、これはどちらも子供の教育に加えたほうが良さそう。
これからの時代にはモノづくりが必要な理由
コロナで大打撃を受けた企業に対して、国は
新規開拓すれば補助金を出します
というような制度を打ち出しました。
コロナ対策としての補助金制度の中には
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
というものもあります。
- 革新的な製品
- サービスの開発
をした企業に出る補助金。
これだけ【モノづくり】を推奨して、「企業や国の発展に向けて補助しますよ!」と言う割には、学校でモノづくりの機会はあまりない。
今の国をまとめている人たちの多くは、戦争後の大変な時代を生き抜いてきた人たちも多くいる。
その時代は
自分で何とかする
というのが当たり前の風潮。
しっかり勉強して、いい成績とって、いい大学出ていい会社に入って。
そうして社会貢献して税金をしっかりと納めなさいね。
国が大変な時は、機転を利かして頑張りなさいね
もちろん、それでのし上がった人もたくさんいるだろうけど、もし子供時代からモノづくりの原点を学べていたら?
もしかすると、もっと違う国づくりもできるのかもしれない。
モノづくりは、基盤がないと完成しない。
国も同じこと。
イギリスでは、見事変異株を抑えて今やマスクなしでも生活できている。
徹底した国の方策が成功した結果。
モノづくりは、国づくりに繋がるのかもしれない。
⇒デンマーク参考記事はこちら
まとめ
デンマークと言えば、北欧。
北欧と言えば、私達日本人になじみが深いのがIKEA。
イケアの家具はとてもおしゃれで、温もりのある素材が多い印象。
それらも、創造力豊かな北欧の人が考えたアイデアばかり。
- 社会保障も整っていない
- 自分の意見も中々言えない
- 決められたことしかしない
- 人からはみ出るのは嫌だ
そんな古い日本の体制は捨てて、これからの時代を生き抜くことのできる大人になるよう、子供の教育にモノづくりの原点【DIY】を是非授業の一環に入れてほしいと願う。
ヒロミのYouTube↓↓
いつの間にか、DIYのYouTube開設していたみたい(笑)
面白かったので紹介しました(*´ω`*)
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