子育ての中で【絵本の読み聞かせ】があります。
絵本を読んであげると、子供の想像力を広げると言いますが、
実は読み方次第では、子供の想像力を削ってしまうという事をご存知でしょうか。
笑わしてあげようとか、女優並みに感情入れて読んであげようという気持ち、もしかすると無駄、いや逆効果かも?
特に赤ちゃんから1歳、2歳ぐらいまでは集中して聞くこともできませんが、そんな時のアドバイスや絵本の読み聞かせに最適なコツや効果、おすすめの方法を紹介します♪
絵本読み聞かせの注意点は?
子供の頃から絵本を読むことで、感情や創造力が豊かになり文章力も高くなるので、是非幼児の子供に読ませたい!
と思うママさんも多いですよね。
実は、絵本を読むときは
- いつ
- どれぐらいの時間
- どんな感情で
が重要。
ある番組で、3パターンの読み方を実験しました。
- 落語家
- アナウンサー
- 普通のお父さん
この3人が子供に対して、絵本の読み聞かせを行ったのです。
落語家さんは私達も想像がつく通り、身振り手振りでとても面白くて、子供達からも
「あのおじさん面白い!」
と、皆ケラケラ笑いながら大盛り上がりしました。
次にアナウンサー。
アナウンサーの方は読み手のプロ。
子供達も
「あの人、読むのが上手!」
と素直に尊敬。
最後に普通のお父さん。
普通のお父さんですから、普通に本を読みます(笑)
間違える事もあり、途中つっかえる事も。
それでも子供達は
「お話が面白かった」
と答えたのです。
これはどういう事かと言うと、
話を盛り上げるプロの2人よりも、普通に読んだ方が本の内容そのものがすんなり頭の中に入ってきたという事なんですね。
過剰に盛り上げて読むと、子供は本の内容よりも読み手に注目してしまいます。
時に面白おかしく絵本を読んであげるのもいいですが、無理に大袈裟に読むのではなく、普通に読んだ方が実は子供の創造力をかきたせるんですね。
また、読む時間帯が夜寝る前だとしたら、面白おかしく読んでしまうと子供が楽しくて興奮してしまい、逆に眠りにくくなるかも。
朝に読む場合は多少大袈裟に読むのもありですが、夜寝る前こそ「普通」に読んであげたほうが、子供はぐっすり寝れますよ。
絵本読み聞かせ注意点
また、読む内容の本にも要注意。
おばけがたくさん出てくる本は、子供が怖がってしまい、普段の生活からもちょっとした事で怖がってしまうケースもあります。
乱暴な言葉がたくさんある絵本も気を付けた方がいいですね。
「馬鹿野郎!」「ぶっ殺す」「死ね」などの言葉がたくさん入っている本は、考えもの。
子供は非常に素直なので、今は上手く言葉が話せなくても幼稚園や保育園に行くようになり、色々言葉を覚えてくると、僕も私も知ってる言葉使ってみよう! と本当に純粋な気持ちで
「ぶっ殺す」
と言ってしまったりします。
現に私の息子のお友達で、普通に「ぶっ殺す!」と言って、苦情が出た子供がいました。
とても頭が良くて、年少からひらがなを書けるほど頭脳明晰で、言葉もしっかりしている子供がいました。
しかし、その子はお友達と遊ぶ時に
「非常に乱暴な言葉が出る」
と他の親から苦情が殺到しました。
たまたま、そのママさんと公園で会って話す機会があったので、色々聞いて見ると、本の読み聞かせも毎日しているし、勉強もお兄ちゃんと一緒にやらせているとの事。
「お兄ちゃんから言葉を覚えたのかな?」
「とても頭がいいから、どこかで勝手に言葉を覚えてきちゃったのかな?」
と聞くと
「どこからか全く分からない」
と言うのです。
ウルトラマンやドラゴンボールが大好きで、常に見ていたとのこと。
戦い系のアニメなので、そのせいかな?…と言ってはいましたが、毎日本の読み聞かせもしているとの事で、本の影響も否めません。
実はめっちゃくちゃ怖いママなのかもしれないけど(笑
また戦争や戦うお話や、途中人を殺したり騙したりするお話は幼児の間は避けた方がいいです。
「そっか、あのお宝を手に入れる為には人をだましてもいいんだ」
と解釈せざるを得ないかもしれません。
子供は本当に純粋です。
小学校に上がったら嫌でも、社会の第一歩を踏み出すので、幼児の間に
- だます
- 嘘をつく
などの本は避けた方がいいですね。
とにかく子供は純粋に何もかも吸収してしまいます。
何でもかんでも本を読めばいいというのではなく、読んであげる本の内容にも注意できるといいですね。
絵本を読むおすすめ時間帯
読む時間帯は、時間があるのであれば朝でも昼でも夕方でも構いません。
注意したいのは、寝る前に感情を込めすぎて読まない事。
アドレナリンを出し過ぎるのではなく、リラックス効果のある本を選びましょう。
また毎日よむべきか、という事ですがこれはママの時間が許す限り、で構いません。
無理して毎日読むと、ママのストレスになるというのであれば、それは無理する必要もなく、またイライラして本を読むと、そのままの感情が「読み方」に出てしまうので、逆にやめた方がいいですね。
絵本読み聞かせに必要な工夫
私が工夫している読み聞かせは
- 早口で読まない
- 優しく聞き取れるように
- 子供が先にページをめくってしまったら、そのまま先に進む
- 何回でも子供の読みたい本を読む
です。
私の場合は、絵本を読む時間帯が大体寝る前でしたので、ゆっくりと子供に伝わるように読みました。
また疲れすぎて私が本を読みながら寝落ちしてしまう事が多く(笑)
そんな時は、なるべく文字の少ない本を読んでいました。
毎日読む読み聞かせが、私のストレスにならないように自分自身に気遣っていたような気がします。
そうする事で、逆に毎日続ける事もできました!
また、子供が3歳4歳ぐらいの時は、読んでいる途中で次のページをめくる事もありましたが、私はその行為を止めることなく、次のページに進み、まためくったら話の途中でも次のページに進み、としていました。
その理由として、子供がストレスなく読み聞かせを聞いてもらいたかったからです。
子供ももしかすると、お話がつまらないのかもしれません。
集中できていないのかもしれませんが、それも小さい内は流してあげましょう。
親の私達が根気よく続けていれば、自然に話を聞いてくれるようになります!
また集中して聞いてくれない場合は、本の内容が本当につまらないのかも。
その子供によって、好きな本や心に響く本は違いますので、色々読んであげて、これだ!と気に入る本があったら、毎日でもその本を読んであげると集中して聞いてくれます。
これはうちの子供の場合ですが、一時期「ももたろう」にはまって、年中ぐらいの時に毎日毎日桃太郎ばかり読んでいました。
すると、お話のセリフも全て覚えてしまったんですよね。
そういう暗記力も身に着くので、毎日同じ本でも大丈夫ですよ!
絵本読み聞かせでおすすめの読み方
子供の理解力は、幼児の時期から大体9歳辺りまで
- 大脳の思考力を司る海馬
- 脳のシナプス
- 情報伝達機能
- 神経回路
が著しく発達します。
5歳や6歳になっても、本の読み聞かせに集中できないと嘆く必要は全くなく
また、成長も個人差があるので、まず他の子供と比較するのはやめましょう。
子供と向き合ってママものんびり読む
のが、読み聞かせのおすすめのやり方です。
ダイソーでも「赤ちゃんえほん」というシリーズで色んな本があります。
厚紙なので紙の本と違って、赤ちゃんでもめくりやすいのでいいですよ^^
また、本の読み聞かせが苦手なママもいるかと思います。
そんな場合はユーチューブでの動画読み聞かせでもいいのではないでしょうか。
もちろん寝る前のスマホでのユーチューブは、脳を興奮させてしまうのでおすすめはできませんが、昼間など起きている状態の時だと私達親が読むよりいいかも(笑)
幼児の内は、絵本の読み聞かせ自体が親とのコミュニケーションの時間でもあるので、色々工夫しながらママが無理しない程度に読み聞かせしてあげましょう。
まとめ
今のネット社会では「〇〇しなければいけない」との声も多く、そうしないとママ失格なのではないか?と不安になる事もありますがそんな事ありません。
自分が思う子供との接し方を信じて
- 話を聞いてもらう事
- 本の内容の楽しさを伝える事
これを頭に入れながら、お母さんは普通で気楽に読み聞かせしてあげると、子供も創造力が豊かになるのではないでしょうか。
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