ゲームプログラミングを始めて2年目。
プログラミング歴としては、3年目にあたります。
年長からゲームプログラミングを始めた息子ですが、2年経った成長度合いはどれぐらいでしょうか。
息子の取り組む姿勢や2年経った後のプログラミング学習成果などをまとめました。
ゲームプログラミングを始めて2年目の観察日記
年長からゲームプログラミングを始めた息子。
1年経った成長記録はこちらでまとめています↓↓
2年目に入った頃は小学1年生。
まだまだ落ち着きのない息子でした(笑)
ゲームプログラミングはこの頃、気持ちにムラが出てきていました。
先生に
「今日はやりたくない」
とレッスンの前に言い出したり、それにつられて
「じゃあ納得のいくまでゲームをしよっか」
という先生がいたり。
レゴプログラミングを始めて半年たった時もそうだったのですが、
通っていたスクールでは、作る作品の教科書の内容に限度がありました。
エンドレスに新しいものを作るというよりは
例えば10通りのカリキュラムがあるとしたら、その10通りをぐるぐる回しながら学習していくという方針でした。
そこで学んだものを、オリジナルとして作っていきます。
カリキュラムで学んだことを応用してレベルアップする。
これが毎回できればいいのですが…
その日担当する先生によって、進み方がバラバラという現状が起きていました。
すでに教科書となっている作品を全て作り終えていた息子に
「こんなのチャレンジしてみようか」
という先生もいれば
「教科書の作品をもう一度作ってみようか」
という先生もいたり。
子供って
- やってみよう!
- チャレンジしてみよう!
という言葉が大好きなんですね。
自信ないからやりたくないなと思っていても、それが実際に成功すると自信につながり、気持ちが前向きになる。
なので、チャレンジしてみようと言ってくれる先生の時は、とても楽しそうでした。
レッスンが終わって作品を親に見せる時間になると
「ママ見て!僕こんな凄いの作ったんだよ!」
と、自信満々です。
でも教科書だけ渡している先生の時は、作った作品も正直
「あれ?こんな簡単な作品を作ったの??? これだいぶ前にも作らなかったっけ?」
と思うこともあり、本人もそれを自覚しているのか
「ママ見て!」
とはなりませんでした。
ゲームプログラミング2年目(プログラミング自体は3年目)の時は、このようなちょっとモヤモヤした状況でした。
そんなある日、神様のような先生が入ってきました。
その先生は大学生のバイトだったのですが、とてつもなく子供のやる気を引き出すのが上手な先生でした。
教え方も非常に上手で、体を使って子供が分かりやすいように説明できる人でした。
口で説明して理解できる子と、そうでない子がいます。
個性バラバラでも、その子に合わせて教えることができる先生でした。
その先生は、息子がやりたくないと言った時でも、とことん向き合ってくれて、必ずやる気にさせてくれました。
息子は次第に、プログラミング教室に行ってゲームを作るという楽しみよりも、その先生に会えるのを楽しみにするようになりました。
その先生は通常の授業に加えて
「これで遊んでみるといいよ」
など、いくつかの無料学習ツールも教えてくれました。
息子はその先生と出会えたおかげで、プログラミング技術も一気に上がりました。
やる気も上がり、授業に真剣に取り組めるようになりました。
その先生は、息子だけでなく他の子供達からも大人気でした。
授業中はその先生の取り合いです(笑)
「ねー先生、これってさ!」
「ねー先生、これ作ってみたんだけど見て!」
その先生が休みの時もありました。
すると、子供達が次々に他の先生にこう聞くのです。
「ねーねー〇〇先生、今日いないの?」
他の先生に失礼ではありますが、子供達はそんなことお構いなしです(笑)
案の定うちの息子も、その日担当になった先生に聞いていました。
「今日〇〇先生いないの?」
「今日はお休みだよ」
と言われると・・・
〇〇先生が良かった
あぁ…
2言葉目は余計だったぞ、息子よ。
そして・・・おいおい。
いつもの目の輝きが薄れているぞ、息子よ。
やる気がないのは一目瞭然。
楽しくなさそうなのも、一目で分かりました。
次の週、大好きな先生を見つけると、それはそれは嬉しそう♪♪
先生によってこんなに態度もやる気も違うのか、と親としては興味深いものがありました。
余談ですが、学校の先生だとそこまでの差がないと感じます。
もちろん人間なので、子供と大人でも好き嫌いや苦手だなと感じることはあります。
しかし「教えてもらう」ことにそこまでの差がない、という感じです。
そんな状態でプログラミング3年目は
- 大好きな先生がいるときは最高潮にやる気マックスで真剣に取り組む
- その先生が休みの時はやる気20%ぐらい
という状態でした。
とは言え、成長がなかったかと言えば逆です。
気持ちのムラがあったものの、大好きな教え上手な先生のおかげで、だかなり習得できたと思います。
子供のプログラミングは簡単そうに見えますが、座標や関数を使います。
これも最初はなかなか理解ができませんでしたが、その先生のおかげで小学一年生が終わる頃には、座標に関しては完全に理解ができるようになっていました。
しかし、その先生がいない時は、全くやる気がありませんでした。
この先生が辞めたら…うちも辞めよう
そんなことを考えていた私です。
ゲームプログラミング2年目(プログラミング歴3年目)としての成長記録は
- プログラミングの基礎を超えた応用も少し理解できるようになった
- ある先生のおかげでやる気がかなり上がり集中力もついた
- 大好きな先生がいないとやる気が0(ゼロ)だった
正直、ペースが早い方ではないと思います。
プログラミング歴一年で、コンテスト最終審査まで残るような子達もたくさんいます。
そういう子達を見ると、すごいなと思う反面、
うちの子は3年もやってるのに…
と思うことも、正直あります。
でも、息子自身がプログラミングを楽しめているので、このまま続けてもらえればいいかなと思います。
ただ、今回分かったのは、先生次第で成長スピードがかなり変わるということ。
先生の教え方が上手だと、子供の理解が早いので、上達も早くなります。
またそれでだけでなく、プログラミング自体が心から楽しいと思えるようになるので、やる気がかなり上がります。
やる気はパワーの源だよね!!
- 学ぶ環境
- 教えてもらう指導者
この重要性を感じた一年でもありました。
5年間通って観察日記を総まとめした記事はこちらから↓↓
小学1年生からゲームプログラミングをやる必要はある?
個人的意見になりますが、子供本人が
どうしてもゲームを作ってみたい!
と言わない限りは、小学1年生から始める必要はないと思います。
他の記事でもたくさん書いてきたのですが、2020年プログラミングコンテストで最終審査に残った子供達は、小学1年生で始めた子は少なく、小学校3・4年生から始めて、たった1年で最終審査に残るほどの技術を高めた子もたくさんいました。
もちろん、幼児から始めた子もいます!
学ぶ環境と教えてくれる先生次第で、子供は一気に成長できるので焦る必要はないと思います。
- 家でゲームばかりする
- 得意なこと身につけさせてあげたい
- 年齢が低いうちからいろんなことにチャレンジさせてあげたい
このような環境だと、逆に早い段階でゲームプログラミングをしてみるといいかもしれません。
ゲームはやる側でなく、作る側に回れ
と、元アメリカ大統領オバマ氏も推奨しています。
こちらの記事では、著名人のプログラミングに対する意見が書かれています↓↓
ものづくりでの楽しさを覚えると、それは成功体験に繋がり、必ず成長します。
プログラミング技術が成長するだけでなく、その子自身の心の成長にも繋がります。
早く学習すれば、それだけ早くプログラミング知識と技術が身につき、本人の自信にも繋がると思いますし、これからの社会でもっと必要となる技術です。
ただ、早い年齢から絶対にオススメ!というわけではなく、
遅くから始めても、
- 良い先生に出会えたり
- 確実に身につくカリキュラム
次第では、一気に成長できる、ということが今回息子を見て感じました。
もし、今はまだプログラミングを習わそうか迷っている段階であれば、無理にプログラミングを学ぶ必要はなく、それよりも
- 集中力
- 創造力
を磨いてあげると、いつかプログラミングを始めた時はすぐに習得できるはずです。
- 集中力
- 創造力
この2つさえあれば、いざプログラミングを始めても、すごい勢いで吸収して、あっという間にプログラミング出来るようになりますよ^^
集中力の身につけ方おススメは断然レゴ!
創造力は、子供の内は
- たくさん家族で旅行する
- 公園でめいっぱい遊ぶ
- レゴや何かを使って創作する
これがおススメです!
自然と触れ合い、自然にあるもので遊ぶだけで、子供はアイデアを生み出します。
棒や石、そんなものを使って絵を書いてみたり、何かを作ったりしてみて下さい♪
公園も有効です。
特に砂場でのお山づくりや泥団子。
あれは、究極の創造力を育てる遊びだと、個人的には思っています。
中々外に行けない場合は、家にある積み木やレゴで何かを作ってみます。
トンネルとか山とか、何でもいいんです。
子供が、非認知能力と呼ばれる集中力や創造力を身につけるのには、一番いいのは自然と触れ合うです。
まとめ
プログラミング歴3年目の時は、ちょうどプログラミング教室もわんさか増えてきた時期。
通っていたプログラミング教室では、毎日のように体験者が来ていて、生徒数もどんどん増えていた時期です。
それに伴い、月謝料金も少しずつ上がり始めました。
- レゴ使用料
- 先生が増えることに対しての雑費
などなど。
う~ん、一人の先生は抜群に素晴らしいけど、他の先生だと・・・なのに、上がる月謝価格はちょっと納得が。。。
そんな思いを抱えながら、次はゲームプログラミング3年目(プログラミング歴4年目)に入ります。
とうとう小学2年生になった息子ですが、実はここで大変なことが起こりました。
プログラミング人生の転機と言ってもいいかもしれません。
それはまた、次回。。。
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