子供がゲーム依存症かもしれないと思ったら、この記事を読んでみてください。
ゲーム依存症になっていった子供の体験談と対策方法、向き合い方を自分の体験も踏まえながら執筆しました。
ポイントは、「親」です。
子供のことで悩む時は、大抵親が原因です。
子供ゲーム依存症の実体験
小学生の息子が仲良いお友達は、ゲームをしている子がほとんどでした。
ただし、ママたちがしっかりと管理していたため、ゲームができる曜日・時間を設定している家庭が多く、決められた範囲内で遊ぶという感じでした。
息子の仲良しグループはママ達も仲良くて、コロナ前はよく集まって、子連れパーティーという名の飲み会をしょっちゅう開いていました(笑)
私達ママは飲みたいので、その時だけは無限にゲームが OK という子供たちにとっては史上最高なパーティーです。
ある時、皆でカラオケに行き、子供達は大喜びで歌を歌いまくっていました。
でもある子(A君)だけ、カラオケなどには目もくれず、うるさくて暗い空間の中一人でゲームをしていました。
そうこうしているうちに、コロナと言う世界を恐怖に陥れているウイルスがやってきて、あっという間に学校が休校になってしまいました。
学校が休校になったからといって、親の仕事は休みにはなりません。
カラオケでもゲームがやめれなかったA君の親は共働きのため、学校休校中はお友達の家で毎日朝から朝食も食べずにゲームをし続けていたそうです。
たまにお菓子も食べるので昼ごはんも食べず、ママが夕方仕事から戻ってもずっとゲーム。
学校が始まり 公園でも遊べるようになると、また仲良しメンバーで子供たちは公園で遊ぶようになりました。
公園で遊ぶ時はいつも、鬼ごっこやかくれんぼ、遊具を使った遊びをする息子達でしたが、ある時 A 君がいないと子供達は大騒ぎになり、みんなで A 君を探すことに。
公園の隅に隠れていたA 君は、こっそりとゲームをしていたそうです。
さすがに周りのママ達も「A君大丈夫かな」と心配するようになりました。
そんな時に A 君は、足首を怪我してしまいました。
すると、ますます外に出たがらなくなりました。
一応学校には行っているようですが、学校が終わったらすぐに家に帰り、その後家から出てくることはないそうです。
A君は家にこもってずっとゲームするようになり、他人との接点もなくなりました。
夜は眠れなくなったそうで、夜中までずっと起きているとのこと。
小学生のうちから、昼夜逆転になる可能性が高くなってしまいました。
また、ご飯をあまり食べなくなったとも聞きました。
でも体形はぽっちゃりというよりか、むしろ前よりもぽっちゃりしていました。
お菓子を結構食べているのかな?
数年前に初めて会ったA君は、走り回っている時は笑顔も見えましたし、ふざけてみんなと遊んでもいました。
最後に会ったのは、コロナ架の時にたまたま病院で。
「元気?」と話しかけても、switchから目を離さず「・・・うん」
「なんのゲームをしてるの?」と聞くと「・・・敵を見つけるゲーム」
この時一度も目を合わすことはなく、A君はswitchだけを見ていました。
私の中では、A君はゲーム依存症になっていると感じました。
以前、こんなニュースを目にしました。
40代の男性が ゲームに出てくる用語やキャラクターの名前をずっと言いながら、警察に飛び込んできたそうです。
そのゲームも昔流行ったゲームで、おそらく何十年もやり続け、脳が支配されてしまったのでしょう。
実は私も、ゲームに脳を支配されそうになったことがあります。
一時期パソコンでキャンディクラッシュにはまったことがあります。
キャンディークラッシュは、カラフルな画像でテンポが速いので脳が記憶しようとしていたのか、ゲームをしていない時でも、常に頭の中でキャンディクラッシュの画面がフラッシュバックしていました。
毎日少しだけクリアしていこうとパソコンでやり始めたものの、クリアすればするだけもっと前に進みたくなり、やめられない。
この状況は良くないと、一週間でキャンディクラッシュをパソコンから削除しました。
たった一週間でも心を奪われてしまうゲームです。
毎日毎日数時間でもやれば、脳がゲームに支配されていくのは自然なことではないでしょうか。
私はゲームを基本やらないのでゲームの仕組みはわかりませんが、基本的にはクリアしてもクリアしても続きがある仕組みになっていると感じます。
そうすると、エンドレスにそのゲームをすることになり、感情は全て持って行かれ、ゲームを達成することだけに神経を使います。
とことんゲームをやることで身につく能力もあると言います。
しかしそれは、自制心があって初めて身につく能力だと個人的には感じます。
では、ゲームとうまく向き合うためにはどうすればいいのでしょうか。
子供がゲームとうまく向き合うためには
親がどこまで子供と向き合うか
が、ゲームとうまく向き合えるポイントかなと思います。
ゲーム依存症になる一番の原因が、自分をコントロールできないということです。
でも、自分をコントロールできる人は、大人でもそう多くはありません。
だからこそ、子供自身が自分をコントロールするためには、まずは親がルールを作ること。
特に、ゲームをする時間が重要です。
ゲームをする時間を軸にして
- 親がいない時にはゲームをしない
- 1日何時間と決める
- やらなければいけないことを優先する(宿題など)
というルールは絶対に作ったほうがいいです。
特に小学生のうちに、このルールを徹底する方がいいです。
子供だって馬鹿じゃない。
小学生の時は何も言われなかったのに、思春期真っ只中の中学生でいきなり制限されても、それは受け入れられません。
なので、小学生まではうるさいくらいゲームに関しては口出ししましょう。
小学中学年も反抗期に入りますが、それでもまだ素直に聞ける耳は持っています。
特に、親がいない時にゲームをさせるのはやめましょう。
子供のうちからそのような状況でゲームをしてしまうと
親がいない時は何をしてもいいんだ
という考えになってしまいます。
そのうち親がいてもこそこそゲームをするようになるでしょう。
また時間を決めるということは非常に大切で、1日は24時間しかない中で
- ご飯を食べる
- 運動をする
- 学校に行く
- 勉強する
- 寝る
など日常の生活を送らなくてはなりません。
ここに家族との時間や遊ぶ時間、考える時間や習い事なども含めると、だらだらゲームをするのは良くありません。
スケジュール表を 作るのもいいかも!
いずれ大人になった時に、自分のことは自分で管理しなくてはならなくなります。
そのための準備も必要です。
ゲームしてもいいけれども、他の予定も全てこなした上でやること。
これは徹底させた方がいいかなと思います。
息子の友達の家庭では、ゲームは土日のみと決めているところもある!
個人的にオススメなのが
ゲームは家族と一緒にやる
と言うルール。
家族で楽しくやる=ゲームは楽しい
と思わせるのがポイントです。
ゲーム依存症になるひとつの要因として
- ヒーローになれる
- 認めてもらえる
- 褒めてもらえる
- ストレスが解消できる
など があります。
このように考える原因としては
- いつも怒られてばかり
- 認めてもらえない
- 褒めてもらえない
- 友達・学校・勝手に自分の居場所がない
などが考えられます。
そのため、家族で楽しくゲームをすることで、家族との絆が深まり安心感を得られることができます。
子供はいつか親の元を旅立ちます。
その時に、子供本人がつまずかないように前に向かって進めるようにしてあげられるのは、親だけです。
小学生までの間に、将来充実した人生を送れるような環境を与えてあげるのが、親の使命かと思います。
子供を
- ゲーム依存症にするのか
- ゲーム開発者にするのか
それはあなた次第。
子供をゲームを作る側にしてあげよう!
開成高校の元校長は
- ゲーム好きな子供は将来有望
- 好きならうんとやれ
と言います。
※【ハーバード・東大・開成で教えてわかった 「頭のいい子」の親がしている60のこと】より
ゲームにのめり込むということは、一つの事に集中するということでもあり、
いわゆる「おたく」状態になることでこだわりを持って取り組むことが、何事も追求出来る人間に成長出来るという訳です。
昔、まだパソコンそのものが流通していなかった時代、独学でパソコンを使う人が多く、その中でもハッカーと呼ばれる天才プログラマー達は皆、パソコンおたくでした。
途中、悪の道に進んでしまう人もいましたが、その実力は業界トップクラス。
有名ハッカーと呼ばれる人達↓↓
ゲームにのめり込む=パソコンにのめり込むというのは、同じことです。
のめり込むことで、
- 新たな道が開ける
- その道のプロフェッショナル
になれるということ。
遊びと現実の切り替えが出来る状態で、ゲームにのめり込み側から卒業し、今度はゲームを作る側に回れば、プログラミング技術が身につくだけでなく、
- 自信
- 安心
- 生きていることの充実感
も実感できる。
プログラミングは
- 問題解決能力
- 集中力
- 忍耐力
- 創造力
など、多くの非認知能力を身につけることができるとも言われています。
アメリカの前大統領オバマ氏は
全国民にコンピュータソフトウェアプログラミングを学んで欲しい
ゲームソフトやスマートホンアプリを買うのではなく、創って欲しい
コンピュータソフトウェアプログラミングを修得すれば、きっとずっとあなたの役にたつ
と言いました。
かの有名なマイクロソフト創業者ビルゲイツも、 Facebook 創始者マークザッカーバーグも、子供の頃からパソコンと慣れ親しみ、プログラミングと関わってきました。
せっかくここまでゲーム一筋でやってきたなら、今度は作る側に回らせてあげましょう!
ゲーム作るってプログラミング教室でしょ?レッスン代高いから厳しい・・・
確かに、プログラミング教室の月謝は高いです。
でも、もしこのままゲーム依存症になって、
- 子供が引きこもりになってしまったり
- 家庭内暴力に発展してしまったり
- 親子の関係が憎しみに溢れてしまったり
こんな状態になったとしたら、取り返しのつかないことになることもあります。
次男は少しの期間、引きこもりになったことがあります。
私自身、ゲームばかりしていた次男には何のルールも設けませんでしたし、一緒にゲームをしていた記憶もありません。
むしろ、他の子に目を向けてしまい、仕事でも忙しかったので、放置気味でした。
引きこもって初めて、自分の次男との向き合い方が間違っていたことに気づいたのです。
そして次男を立て直すのに、相当な気力と体力を使いました。
家族で力を合わせて次男と向き合ったので、幸い立ち直ってもらえて、今では一人暮らしをして仕事もしています。
そんな次男はこう言います。
「俺の時代にプログラミングがあったら、絶対に習いたかったな」と。
ゲームに心を奪われてしまった子供は、依存症として社会復帰が中々出来なくなっているのが現状です。
そうならない為にも、少し無理してでもプログラミング教室に通って、今度はゲームを作る側に回らせてあげてほしいなと思います^^
小学生向けプログラミング教室はこちらで確認↓↓
ちなみにゲーム依存症に近い子供は、たくさんプログラミング教室にいます。
体験に来ていたお母さんが、スクールの先生に
「うちは家でもずっとゲームばかりしていて・・・」
と相談していましたが、先生が
「それは素晴らしい!そんな子ほど凄いゲームが作れますよ!」
と言っていました。
息子が通っているプログラミング教室でも、休憩中はほとんどの子がゲームをしていると言っていましたし、待ち時間中もほとんどの子がswitchをしています(笑)
家から出るのは嫌だという子供もいるかもしれません。
その場合は、ずるいですが物で釣ってでも(笑)スクールに体験に行ってみてください!
まとめ
ゲーム依存症は、2022年に【ゲーム障害】という病名で認定されるとのこと。
もし不安なら一度病院で診てもらうのもいいとは思いますが、そもそも依存症になるのには原因があります。
子供の場合それが、全て親にある、と私は思っています。
次男が引きこもった時、次男に対しての行動を思い返すと、放置している部分も多々ありましたし、3人の息子の中で一番向き合えていなかったと反省しました。
だからA君がどんどんゲームに溺れていく姿を見て、少し心が痛みます。
今一度、自分が子供と向き合えているのか、そこを振り返りながら、子供に最大限の愛情を注いであげて下さい。
きっとゲーム依存症から抜け出せます。
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