子供がおねだりしてきた時、全て受け入れる?
それとも厳しく受け入れない?
この選択は非常に難しい所でもありますよね。
ちょっとしたおやつぐらいなら…という思いもありますが、それは果たして子供にとってはどうなんでしょうか。
マネーリテラシーも含めながら、子供の将来を見据えてお話します。
子供のおねだり対処方法
「ママ~あのおもちゃが欲しい」
「お菓子についているオモチャがほしい」
「〇〇のゲーム、友達皆が持っているから私もほしい」
と子供からおねだりされたら、どうしていますか?
私は、ちょっとした安いお菓子や文具ぐらいなら買ってしまっています。
でもそれって正しいの? って母親なら誰でも一度は考えますよね。
- ここで買ってしまって、教育的には良いのだろうか。
- おねだりすれば何でも買ってもらえると思ってないかな
とかとか。。。
私が今まで子育てしてきた中で、結論として言えるのは
子供のおねだりは時と場合による
という事を使い分けるのが、一番いいのかなと感じています。
- 人が多い場所(スーパーやショッピングモール)などでおねだりしてくる場合
- 家でおねだりしてくる場合
この2つのパターンでどう対応すればいいのか、私の体験談からお伝えします。
人が多いスーパーなどでおねだりしてくる場合
この人が多い場所というのが非常にネックで、子供も
「親は家ほど怒らないだろう」
と予測した上での行動を取ってくるので、おねだりを断り切れない場合もありますよね。
こんな風に見ているママもいるかも。
あそこのママはすぐ怒るらしい。あ!あのママもヒステリックですわ
それが嫌で、今までは普通に買ってあげていました。
でもある時、思ったんですよね。
「ママは外でおねだりすれば、何でも買ってくれる( ̄ー ̄)ニヤリ」
と子供に計算されているのではないか、と。
買ってもらえるのが当たり前
となり、それがイコール
お金を出してもらって当たり前
になってしまうのではないか、と感じます。
その対処方法としておすすめなのが、スーパーでのお菓子を買ってあげる場合でも
- お買い物を手伝ってくれた
- 荷物を運ぶのを手伝ってくれた
など、お母さんの手助けとなるような事をした(させた)上で
「手伝ってくれてありがとう。お礼にお菓子1個いいよ」
と報酬形式にする事。
報酬としてお菓子を買ってあげると、子供ながらに
相手に何かをしてあげて(もしくは働いて)やっと物がもらえる
という認識に変わるので、将来大人になった時に
自分で行動しないと、欲しい物が手に入らない
という概念がインプットされるのでかなり有効的。
お金を稼ぐ事の準備を、スーパーのお菓子で訓練させるのも親の愛情かなと思いました。
ちなみに、子供にお手伝いをしてもらったら、ママは必ず子供に感謝の気持ちを伝えましょう。
ママもしてもらって当たり前という環境は作らないようにして下さいね。
家でおねだりされた場合
この場合は、高額な物が欲しい時が多いですよね。
- 何故それが欲しいのか
- 何に必要なのか
- それを手に入れたらどんなメリットがあるのか
- 私達親にはどんなメリットがあるのか
を説明させましょう。
それを説明させると、何がいいのかと言うと
子供に説明させる行為そのものがプレゼンとして成り立つため、子供が自分の意見を相手に伝わるように伝える事ができるようになります。
親に対して自分の意志をはっきり伝える事で
相手に理解させて、相手の気持ちを動かす
という事に繋がるからです。
子供は一生懸命自分の欲しいものを買ってもらおうと色々説明してきます。
しかし、私達親は正直そんな言い訳ごとき、見破ってしまいますよね。
それをクリアさせる思いや伝え方で、実は子供本人がかなり成長しています。
- どうやって相手に理解してもらえるか
- どうやって相手が心を開いてくれるか
- どうやって相手を納得させるのか
- どうやって相手が自分の為に物を買ってくれるのか
実はこれ、社会に出ると必要な要素ばかり。
これが出来ると、大人になって社会人になった時に、人とは一足早いプレゼン力がついています。
またプレゼン力がつくだけでなく、相手の心を動かす事ができる人間は、お金に困らなくなります。
特に「お金」の部分では、かなり大きく人生が左右するでしょう。
日本の学校では、生きていくうえで必要なお金に関する知識はほぼ教えてもらえません。
日本人はマネーリテラシーが低いと言われているので、小さいキッズの頃からマネーリテラシーを高めておくと、将来お金に困らなくなるでしょう。
親に頼めば
- 何でも買ってくれる
- 何でもいう事を聞いてくれる
となると、子供は無意識に自分で何とかしようという行為にはならなくなります。
いいんです。
買ってあげてもいいんです。
でもそれでは子供の為にはならないというだけです。
子供のおねだり断り方は?
では
- 何もお手伝いしていない
- ただ買って欲しい
と駄々をこねる子供に対して、どのような対応をとればいいのでしょうか。
手が付けられない子供もたくさん見てきた中で思う事は
一旦その場ではお菓子を買い、家でしっかりと話をして、2回目からは絶対に買わない
という選択肢を取った方が、子供は素直に言う事を聞くのではないかと思います。
というのも、何も説明されていない中、今まではお菓子を買ってくれていたのにいきなり
「お菓子は買いません!!!」
と言われたって、子供は意味が分かりません。
- なぜ毎回お菓子を買ってもらえないのか
- どうすれば買ってもらえるのか
などをスーパーに行く前にきちんと子供に話していれば、子供だってある程度理解できます。
その説明なしで、いきなり
「だめぇぇぇぇぇ!!!」
とだけ言っても子供に伝わる訳ありません。
これ、子供のプレゼンと逆バージョンですよね。
大人だって同じです。
子供に伝わるようにきちんと説明してあげましょう。
その上で、スーパーという誰が見ているか分からない公共の場で、泣きわめこうが暴れようが、
「ママは絶対に買わないというのは分かってるよねっ( ̄д ̄)」
という態度を断固として取ります。
子供は大人の出方を良く見ています。
しんどい事もありますが、しっかりと子供のわがままなおねだりは断わる!という態度で挑むと、それが必ず子供に伝わります。
また高額の商品をおねだりされた場合も、きちんと子供の意見を聞いた上で
- 矛盾している
- 説明がしどろもどろ
- 意思がはっきりしていない
時などは、しっかりと断るといいです。
子供が可哀そうかなと思うかもしれませんが、中途半端に許してしまうと
「あ、適当でもママは受け入れてくれるんだ」
と勘違いしてしまいます。
ここは心を鬼にして頑張って断る事も、愛情です^^
子供のおねだり適切対応まとめ
- 子供のおねだりは、簡単には認めない
- 理由やメリットを子供の口からしっかりと説明させる
- おねだりを断るのも親の愛情
これらを徹底すると、そのうち子供も簡単には欲しいものが手に入らないぞ…と自分で考えるようになります。
そしてその次に、どうやったら手に入れる事ができるのかを考え、自ら行動できるようにもなるので
- 自ら考え
- 自ら行動
- 自ら結果を出す
人間に成長する事でしょう。
通常のサラリーマンは
- 言われた通りに働いて
- 言われた通りに行動して
- 自らの意思はないまま一生を終える
という人生を送ります。
自分の意志はないまま、お金にも苦しみ、そしてパートナーや人間関係にも苦しむ事にもなりかねません。
子供の内から自分で考え、行動し、相手を動かす力を身に着けておくと、かなり豊かな人生を送れるでしょう。
最後に
子供のお手伝いですが、もちろん無償でお手伝いをしてもらいたい時も出てきます。
そんな時は言葉でのお礼でも充分です。
「〇〇、ママは本当に助かったよ。ありがとうね」
というだけでも子供は嬉しいです。
「ママ、大変なのかな? 僕・私が手伝ってあげようかな」
とこれも自ら助ける・手伝うという意思を育てます。
子供に負担かけさせてないかな?と心配にもなりますが、社会に出たら、もっともっと過酷な現状が待っています。
その時に、耐えられる精神力や切り開く力を備わせてあげられないほうが、よっぽど子供に負担をかけさせる事にもなると思います!
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