ゲームプログラミングを独学で進める子供は結構います。
特にゲーム好きの子供は、実はプログラミングが得意。
私が実際に見た、独学でゲームを作っていた子供たちの様子や、独学から生まれる感性や作品について紹介します。
ゲームプログラミングを独学でこなす子供たち
息子は年長からゲームプログラミングを始めました。
と言っても、私はプログラミングが全くわからないので、プログラミング教室で学習です。
当時いたプログラミング教室では、体験に来る子達が毎週大勢いました。
ゲームプログラミングを体験しに来ている子の中で、家で一人でゲームを作っていたという子が結構いました。
年齢は、小学校中学年から高学年ぐらい。
スクラッチという、子供向けゲームプログラミングツールを使って、独学でゲームを作っていたというのです。
家でずっとゲームばかり作っているなら、もう少し上達させてあげよう!というママの思いで体験に来ていました。
その話を、たまたま聞いてしまった私は
「小学生が一人でスクラッチを使いこなし、ゲームを作るってすごいなあ」
と、心の中で尊敬の眼差し。
逆に、ゲームばかりするのでプログラミング教室に体験に来た、という子もいました。
ゲームばかりするからスクラッチを教えてみたら、簡単にゲームが作れてしまった。
「でもやっぱりゲームをする側の方が楽しいらしく、ずっとゲームばかりしているんです。ここに来れば何か変わると思って」
というママさんもいました。
そんなに簡単にスクラッチでゲーム作れてしまうんだぁ…
と、これまた感心した次第です。
当時通っていたプログラミング教室では、親の待合室が結構狭かったので、先生と体験に来たママさんとの会話をいつも聞いてしまっていた私です。
令和の時代、小学生で独学でゲームを作っている子が結構いました。
今の時代は、パソコンやスマホ、タブレットなどの機器がたくさんあるので、子供達はいくらでもインターネットに触れることができます。
なので、家に電子機器さえあれば、いくらでも自分でプログラミングできちゃうんですね。
特にゲームプログラミングは、scratchという子供でも使いやすい無料ツールがあるので、始めやすい。
ゲームが得意だったり、普段からパソコンに触れている子は、いとも簡単に使いこなせてしまうのかもしれません。
実は、有名ハッカーは皆独学でした。
でもこれ、一昔前の話でパソコンすらなかった時代です。
となると、これからの時代は興味さえ湧けば、小学生からでも独学でスタートできるということ。
プログラミング教室に体験に来ていた子供たちで、ゲームプログラミングをする子たちは、基本的にはゲームが大好き。
=機械の扱い方が慣れている、という事にもなります。
この先、独学でプログラミングをする子供は、もっと増えるのではないでしょうか。
では、独学でどこまでプログラミング技術は身につくのでしょうか。
独学でプログラミングコンテスト最終審査まで残った子供達
2020年、テックキッズコンテストというプログラミングの大会がありました。
2020年は約2000人の応募があり、過去最大級の大会になったそうです。
その2000人の中から、第一次審査・第二次審査、そして第三次審査まで通過して、最終審査に残った子供達はたったの10人。
この中で、主催者であるテックキッズスクールに通っている子はたった一人。
その他の子達全員が、他のプログラミング教室に通っていたかどうかはわかりませんが
優勝した子(小学4年生)は、完全無料のコーダー道場というボランティアでプログラミングを教えてくれる所にしか通っていませんでした。
コーダー道場とは?
また入賞は逃したものの
小学1年生で最終審査に残った子は、Unity という、ゲームプログラミングの中でも一番難しいレベルのツールで作品を作っていました。
プログラミング教室に通っている子も、親に教えてもらった子も
基礎の使い方 + 独学
で作品を完成させているのです。
子供達は、プログラミングの基礎を元に独学で作品を作ったのです。
- 身近に教えてくれる人
- 学べる環境
にプラス、自分の感性を作品にしたという感じです。
プログラミング教室に通っているからといって、優秀な成績を残せるとは限りません。
プログラミング大会のような作品で、順位を決めるコンテストで入賞している子達は
- 誰も思いつかなかったようなもの
- 社会の役に立つもの
をテーマに作品を作っています。
そのテーマを考えたのは子供達自身です。
完全独学の世界観が、彼ら彼女たちの才能を表現しています。
完全独学とは言えないかもしれませんが、テーマは自分達で生み出しています。
ちなみに、スクール生の作品はスクール内で先生と一緒に作るのか、というとそれはありません。
みな、自分で家で作った作品を提出しています。
独学でどこまで出来るか、ということよりも、
どこまでやりきれるか
その集中力と生み出す創造力に感服です。
5年間通って観察日記を総まとめした記事はこちらから↓↓
まとめ
2021年から風の時代がやってくると話題になっていますが、それは情報の時代になるとも言われています。
情報が凄い勢いで流れ、時代は次々と進化していく。
もしかすると、天才キッズたちが次々と現れて、どんどん新しいものが開発され、そして想像もできない程、早いスピードで時代が流れていくのかもしれませんね。
私はそんな時代の変化をどこまで見続ける事ができるのでしょうか。
何事にも縛られず、自由な発想で物事を作り上げていくのを私達大人がサポートしつつ、見守っていきたいですね!
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